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解散前“最後の論戦”予算委は行われず

2021年10月13日 16:27
解散前“最後の論戦”予算委は行われず

岸田首相が14日に衆議院を解散すると表明しているのを前に、国会では事実上、解散前、最後となる与野党の論戦が行われました。

野党側が求めた予算委員会は行われず、与野党の論戦は3日間の代表質問のみでした。14日の解散を受け、事実上の選挙戦がスタートすることになります。

共産党・小池書記局長「総理は、3月に発足した自民党の『選択的夫婦別姓制度を早期に実現する議員連盟』の呼びかけ人に名を連ねていました。ところが、今では『国民の間に様々な意見があり、引き続きしっかりと議論すべき』と。総理の『聞く耳』というのは、国民の声ではなく、党内反対派に対するものなのでしょうか」

岸田首相「選択的夫婦別氏制度に賛成の方の声にも、反対の方の声にも、しっかりと耳を傾けてきたつもりであり、それらの声を踏まえた上で、本件は引き続きしっかりと議論すべき問題である」

また、与党・公明党の山口代表も選択的夫婦別姓の実現を求めましたが、岸田首相は「さらなる検討を進める」と述べるにとどめました。

さらに、野党側からは14日に衆議院を解散する理由を問う質問が相次ぎました。岸田首相は「一刻も早く大胆で思い切ったコロナ対策、経済対策を実現していきたいと考え、可能な限り早い時期に解散を行うこととした」と同じ答弁を繰り返しました。