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“バラマキ合戦”懸念寄稿「100%賛成」

2021年10月12日 21:45
“バラマキ合戦”懸念寄稿「100%賛成」

財務省の事務次官が雑誌に寄稿した財政破綻の懸念を訴える記事について、経済同友会の櫻田謙悟代表幹事は「100%賛成だ」と述べました。

櫻田代表幹事「あそこに書かれていることは100%賛成です。“この国は財政規律を守らない国だし、必死で取り組もうという意欲が無い”と(海外から)思われたときには手遅れになる」

櫻田代表幹事は、財務省の矢野次官が雑誌に寄稿し、財政赤字が拡大している中で与野党が選挙を前に“バラマキ合戦”の論争を繰り広げていることに懸念を示したことについて、全面的に賛同する考えを示しました。

その上で「どの政党も、ここまで膨らんだ財政赤字を将来どのような形で回収しようとしているのか触れていない」と今の政治を批判しました。

櫻田代表幹事は、財政悪化で「円が売られ、金利が暴騰し、あっという間に経済が破綻する」「そうしたことが起きてから考えよう、では無責任だ」と述べました。

経済同友会では、各政党に対して衆院選で、財源をどこから持ってくるのかを含めた「財政健全化に対する考え」を明確にすることを求めています。