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秋だけど“かき氷”メニュー切り替え困る店

2021年10月11日 18:03
秋だけど“かき氷”メニュー切り替え困る店

11日、東京都心では最高気温29.3℃を記録し、10月とは思えない暑さとなりました。感染者は減少傾向にありますが、感染再拡大への警戒が続いています。

10日、全国の新規感染者は553人、東京も60人と、いずれも今年に入り最も少ない人数となりました。

会社員20代
「感染者が減ってきたのはいいことだと思うけど、やっぱりまだ、みんなでお酒を飲んだりするのは怖いかなというのが、正直なところ」

会社員40代
「どうして減ったのか原因が分からないと、不安な部分もありますし、またこれから増えるんじゃないかとか。油断せず気をつけていきたい」

感染者数は減少傾向にあるものの、再拡大への懸念は続く中、季節は秋に…なったはずなんですが、11日、東京の気温は真夏日に迫る暑さとなりました。

都内から来た親子
「長袖着て来ちゃったので、ミストはありがたかった。腕まくりしてます。予想以上に暑い」

浅草を、和服姿で散策する人たちの姿も見られましたが…。

埼玉県から来た人
「ちょっと暑いです。着てみたら、ちょっと暑かったです。帯を巻いている辺りが暑い」
「暑いので、冷たいものが食べたくなります」

甘味所の「浅草 よ兵衛」では、11日もかき氷が人気となっていました。

浅草 よ兵衛・竹山攻典店長
「10月なので、本来肌寒いと、うどんとかを販売している時期、例年ですと。かき氷は本来だったら、9月の半ばくらいで終わっています」

季節外れの暑さに、お店では、ある困りごとがあるといいます。

浅草 よ兵衛・竹山攻典店長
「いつ季節もの(のメニュー)を切り替えていいか判断しづらくて困っています。もうそろそろ寒くなってほしいかなと思います。秋っぽい天気に」

なかなか“やめどき”がなかったかき氷も、11日で終了。12日からは冬のメニューに切り替え、客足を期待したいということです。

   ◇◇◇

富山市では、季節外れの真夏日を観測。

日差しをよけるように、ビルの屋上の隅に学生が集まったそのワケは…秋の味覚、サツマイモの収穫です。富山市民プラザが、地産地消などにつながればと、地元の調理製菓専門学校と協力して、毎年、サツマイモを育て収穫しています。

富山調理製菓専門学校・学生
「学校でやっているレストランで活用して、お客様に提供したいと思います」
「このいもを使った新しいメニューを考えています」

   ◇◇◇

長野県飯田市の小学校には、朝からヒーローが登場。11日から始まった「全国地域安全運動」に合わせて、児童らの登校を見守りました。今月誕生したばかりの飯田地区の“防犯ヒーロー”で、11日が初のお披露目となりました。

中には恐る恐る横を通る子もいましたが、見る見る囲まれ人気者に。

飯田警察署 生活安全部少年課・下山弘嗣課長
「子ども自身も事件事故に巻き込まれないように、自分の身を守る力をつけていただきたいと思っております」

ちなみに、防犯ヒーローの名前はまだなく、現在募集中だということです。

   ◇◇◇

11日、愛知県の水族館で、カリフォルニアアシカのハヤトくんが任命されたのは「ハンドアップ推進大使」。歩行者には左右を確認し、手を上げて渡るようしっかりアピール。また、ドライバーには歩行者を優先するようよびかけました。

警察によりますと、愛知県内での交通死亡事故のうち、歩行者の死亡が最も多く、そのうち半数以上が道路の横断中に死亡したということで、ハヤトくんは観客らに一生懸命、安全な横断の仕方を伝えました。

   ◇◇◇

各地でよく晴れ、暑くなった一方で、北海道では荒れた天気になりました。強風によって、根こそぎ倒れた公園の木。釧路市で最大瞬間風速28.7メートルを観測するなど、広い範囲で強風が吹き荒れ、局地的に激しい雨も降りました。

この影響で、北海道の小中学校合わせて35校の始業時間が繰り下げに。今後、最大瞬間風速30メートルが予想されているところもあり、11日夜遅くまで、強風や高波に注意が必要です。

東北や関東、北陸では、11日の暑さから一転、12日は一気に気温が下がる見込みで、寒暖差や服装に注意が必要です。