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震度5強 繰り返し“M6”発生の場所か

2021年10月8日 22:31
震度5強 繰り返し“M6”発生の場所か

政府の地震調査委員会は、東京と埼玉で震度5強の揺れを観測した地震について、震源の千葉県北西部は、これまでも繰り返しマグニチュード6クラスの地震が発生してきた場所だと分析し、今後も強い揺れに注意するよう呼びかけました。

地震の専門家や気象庁などが参加する政府の地震調査委員会は、7日の22時41分に発生し東京の足立区や埼玉の川口市などで震度5強の揺れを観測した千葉県北西部を震源とするマグニチュード5.9の地震について詳しく分析しました。

その結果、今回の震源付近では、2005年7月や1980年9月、1956年9月にもマグニチュード6前後の地震が発生しており、震度の分布や地震の波形などから、今回の地震もその繰り返し起きる地震の1つの可能性があると分析しました。

その上で、「2005年7月の地震でも、とりわけ地盤が軟らかい東京の足立区で最も強い震度5強の揺れを観測している」と説明し、「今回の地震で揺れが強かった地域では、再び強い揺れに襲われる恐れがある」として、家具の固定などの備えを進めるよう呼びかけています。