パンパン問題解決?「セカンド冷凍庫」人気
巣ごもりで冷凍食品の需要が増え、冷凍庫がパンパンになっているご家庭も多いのではないでしょうか?その問題を解決しようと、もう1台、冷凍庫を買い足す「セカンド冷凍庫」の人気が高まっているということです。
約300円とは思えない本格的な味と、ボリューム。チーズハンバーグとピラフの洋食セットや、解凍時間で食感が変わる“冷凍ケーキ”。アイス感覚なら自然解凍で5分。15分たてば、ふんわりケーキに様変わりします。
進化が止まらない、冷凍食品。日本冷凍食品協会によると、生産量、消費量ともに、これまでで最高値を記録しているといいます。
大手スーパーでは――
イオンスタイル横浜瀬谷・津留崎敬樹店長
「24メートルで、圧倒的な(冷凍食品)売り場を展開しております。やはりコロナ禍で、たくさんまとめ買いされる方のニーズが非常に高くなっております」
魅力の一つは、まとめてストックできること。しかし、その結果、「冷凍庫パンパン問題」が!
3人家族のご家庭では――
母
「買い物を控えるために、食品をたくさん買ったんですけど、全然入りきらなくなってしまったので」
そこで、新たに購入したのは…。
母
「こちらの冷凍庫を購入しました」
冷凍室に入りきらないものを入れる、いわゆる“セカンド冷凍庫”です!
このような家庭は多いようで、4人家族の主婦は、「(Q.家は冷凍庫1つ?)2つ。(周りにも)いますね、セカンド冷凍庫。ほんと冷凍食品だけ」と話しました。
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実際、家電量販店では。
ビックカメラ有楽町店・家電コーナー 森廣敦主任
「小型の冷凍庫が売れております。いわゆる、セカンド冷凍庫となっております。店頭で、お客様からお声をいただくことが非常に増えたので、展示台数を倍ほど増やしています」
コロナ前と比べ、冷凍庫の売り上げは3割ほど増え、展示台数も拡大。
特に人気なのは…。
ビックカメラ有楽町店・森廣敦主任
「スリムタイプのものが人気」
設置スペースをとらない、かつ、容量の大きいものが人気だといいます。
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セカンド冷凍庫の需要とともに、冷“蔵”庫にも変化が起きています。
ハイアールジャパンセールスの冷“蔵”庫には、中央のスペースに、5度からマイナス20度まで温度調節が可能な「セレクトゾーン」があり、状況に応じて、半分を冷凍庫、もしくは半分を冷蔵庫に変えられるといいます。
「非常に需要あります。我々も気付きを得た新しいニーズだったなと。予測はできていなかったというのが現状です」
長引く巣ごもり生活。「冷凍収納」の需要はまだまだ続きそうです。