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池江璃花子 初の大学日本一「ホッとした」

2021年10月7日 22:25
池江璃花子 初の大学日本一「ホッとした」

◇第97回日本学生選手権水泳競技大会初日(7日、東京辰巳国際水泳場)

女子50m自由形に池江璃花子選手が登場。予選を25秒20、全体トップで通過しましたが、「予選は『試合ってこんなに緊張するもんだっけ』っていうくらい緊張していて、体も動かなくて」とレース後にかなり緊張していたことを語りました。

決勝ではスタートは少し遅れたものの、持ち味である後半の伸びをいかんなく発揮し、25秒02でタッチ。見事優勝を飾り、「去年は4番という悔しい結果だったので、ことしは絶対優勝したいと思っていて」と、大学3年生にして初めて大学日本一の称号を手にした喜びの言葉を語りました。

「優勝できてホッとしているというのが正直な気持ち。25メートルを過ぎたあたりから、体が浮いちゃって全然(水が)かけないし、『これちょっとヤバいかも』と思いながら泳いでいた。ただ、最後5m、10mくらいの時に、まだ横並びだったので、もうタッチで勝つしかないと思って、最後思いっきり泳ぎ切りました」

同じ日本大学の先輩で、練習仲間の山本茉由佳選手が2位に、持田早智選手が3位に入ったことを見届けると笑顔がはじけた池江選手。「予選は3人ともすごく緊張していた。それがよかったのか最後は力を抜いて、3人でこうやって決勝に進めて1・2・3でフィニッシュできてすごくうれしいです」

池江選手は今回の大学選手権を前にネイルを日大カラーのピンクと優勝への気持ちを込めた濃いピンクに新調。「インカレにかける思いと『優勝したい』、男子にも天皇杯を奪還してほしいという気持ちを決めてこの色になりました」

池江選手はリレー種目を含め、4日間レースに出場する予定です。