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レア化も!大人が“はまる”カプセルトイ

2021年10月7日 20:15
レア化も!大人が“はまる”カプセルトイ

開けるときのワクワク感がたまらないカプセルトイ。はまる大人が増えているといいます。本物を忠実に再現した家具や、あのサンダルもフィギュアになって登場し、実物の売れ行きにも、変化が出ています。

3段にものぼる様々なカプセルトイに、行き交う人も興味津々。それもそのはず。サラリーマンの街、JR新橋駅の改札内にあるのです。

30代会社員
「(Qそれは何を)恐竜図鑑。随分、懐かしい感じです」

30代会社員の男性は、なんと、「毎週来てます。通勤の途中ということで非常に場所がいい。(カプセルトイ)大好きです」と話します。

実は、今――

50代女性
「きた!!きた!!いえーい!やった!」

カプセルトイに、はまる大人が増えているというのです。

カプセルトイを開発・販売 ケンエレファント広報 森江智世さん「大人の方が通勤時に買いやすいように、新橋駅にオープンしたのが狙い。想定していたよりも、多くの方に立ち寄っていただいている印象があります」

想定外の需要もあり、8日には、JR新小岩駅にも新店舗を設置するといいます。

大人を魅了する理由の一つが…。

50代女性
「今はすごい精巧にできてるし、本物に近い」

実物そっくりに再現された精巧な作り。例えばミニチュアソファ。

記者
「本物と比べても、素材感はかなり似ています」

カリモク60新宿店・栗原麻衣子さん
「もう本物そっくりですね。フィギュアをきっかけに、実際に座ってみたいなとか、ご来店が多くなった」

カプセルトイの開発会社・ケンエレファントからの提案で、様々な家具をフィギュア化したところ、新たな客層も増えたといいます。

カリモク60新宿店・栗原麻衣子さん
「まだちょっと(実物の)購入が難しいかなっていう方が、フィギュアを買って、いつか家具を購入したいという方も多いですね」

   ◇◇◇

売り上げにつながっている企業も。

泉屋東京店 営業部・細川悟課長
「『(カプセル)トイと一緒に、泉屋のクッキーを食べたくなりました』という声を非常にいただきまして」

日本で初めて“クッキー”を販売したという老舗洋菓子店。そのカプセルトイは、実物と遜色ないクッキーの質感はもちろん、裏側の成分表示まで正確に再現されています。

泉屋東京店営業部・細川悟課長
「うりふたつという状況だったので、非常にびっくりしました。泉屋東京店という会社と、クッキーを知っていただくチャンスだったと思います」

   ◇◇◇

コロナ禍で売り上げが落ち込む中、新たな戦略にも役立っているカプセルトイ。今や、様々な商品が展開されていますが、中にはこの1年で“レア化”している特に人気なものも。

それが…便所サンダル!穴の数やブランド名など、モチーフとなった製造会社も驚きの完成度だといいます。

ニシベケミカル営業担当・西邉光雄さん
「寸分の変わりもないですね。私どものモデルを、そのまま現実化されています」

大手おもちゃメーカーが開発した“ミニ便所サンダル”。すでに製造は終了していて、今手に入れるのはなかなか難しいといいます。

大人を魅了するカプセルトイ。「久しぶりに回そう」という人も増えるかもしれません。