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岸田新内閣“支持”56%一方、幹事長には

2021年10月6日 0:13
岸田新内閣“支持”56%一方、幹事長には

本格的に始動した岸田新内閣。5日夜、明らかになったNNNと読売新聞が行った世論調査では、「支持する」と答えた人は56パーセントと、先月の菅内閣と比べて25ポイント高くなりました。

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当初の想定より早い今月31日に投開票が行われることになった衆院選。

選挙カーレンタル会社
「急に早まっちゃってばたばたしてます。今週末か来週の月曜日には(デザインが)決まってないと、発送もあるので、たぶん間に合わなくなっちゃうので」

あおりを受けているのが、選挙カーのレンタル会社です。

選挙カーレンタル会社
「もともと11月の投票日で想定していたので、まだ準備が正直できていない状況ですけど、明日から急ピッチでこちらのやぐらを組んでいく」

保有する全40台が予約済みですが、手つかずの車も多いといいます。

選挙カーレンタル会社
「お客さんによっては(車体の)この辺にも全部、貼ったりする方もいらっしゃいますけど、ちょっと期間がないのであまり大きな作業はできないかな」

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5日、本格始動した岸田新内閣。

平井前デジタル大臣
「デジ道を全うするデジ女として頑張ってもらいたい」

牧島新デジタル大臣
「デジ道入門をさせていただいた1人として、この道を究めることができるよう皆様と一緒に力を合わせて参ります」

新型コロナ対策の報告書も引き継がれました。

西村前経済再生担当大臣
「これだけのいろんな担当範囲が広いので、なかなか大変ですけど」

一方、霞が関の「働き方改革」を進めてきた河野前ワクチン担当大臣は─。

河野前ワクチン担当大臣
「よもや誰も読まない引き継ぎ書を作って、引き継ぎ式なんかを今年はやってないと信じていますが」

堀内新大臣との間で引き継ぎ式は行われませんでした。

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去年、菅政権が誕生した直後、内閣支持率は74パーセントありました。新型コロナの感染拡大とともに下降を続け、菅総理の辞任前には31パーセントになりました。しかし、岸田内閣発足を受けて、NNNと読売新聞が行った緊急調査によると、「内閣を支持する」と答えた人たちは56パーセントにまで上昇しました。

一方で、内閣発足時の支持率としては2006年以降、麻生内閣に次いで2番目に低い数字になりました。

閣僚20人のうち、13人が初入閣となったことについては、「評価する」が61パーセントとなりましたが、自民党の幹事長に甘利明氏が起用されたことは、「評価しない」が48パーセントで、「評価する」の30パーセントを上回りました。

その甘利幹事長を巡って野党は5日、2016年、金銭授受問題で大臣を辞任したことについて、説明責任が果たされていないと追及チームを立ち上げました。

立憲民主党 大西議員
「前政権の負の遺産、国民への説明、納得いく説明が不足してたんじゃないかということについて、本当に新しい政権が国民の信頼を得て、さまざま問題に取り組んでいけるのか」

今後、臨時国会で甘利幹事長の参考人招致などを求める方針です。

10月5日放送『news zero』より。