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自民・岸田総裁 新しい党執行部を正式発足

2021年10月1日 15:10
自民・岸田総裁 新しい党執行部を正式発足

自民党の岸田総裁が1日午後、新しい党の執行部を正式に発足させました。

これまでの人事について、党内からは、「自民党が生まれ変わったという印象は受けない」との声も上がっていて、閣僚人事でどう岸田カラーを出せるかが焦点です。

自民党・岸田総裁「今、私たちの国は引き続き国難の中にあります。私たちはしっかりと政治の責任を果たし、結果を出していかなければなりません」

自民党は甘利幹事長、高市政調会長、福田総務会長などの役員人事を正式に決定しました。岸田総裁は週明け4日の組閣に向け閣僚人事の調整を進めています。

新たに茂木外務大臣の留任が固まった他、甘利氏の側近で麻生派に所属する山際衆議院議員の入閣が固まりました。

これまで判明した人事では、安倍前総理大臣の出身派閥である細田派と、麻生派の議員が要職をつとめる一方、岸田派からの起用はゼロとなっています。ある自民党幹部は、「安倍さんと麻生さんに気をつかいすぎている」と指摘しました。

立憲民主党・枝野代表「原子力発電に依存しないカーボンニュートラルを実現します。その前提として、原子力発電所の新増設は認めません」

一方、立憲民主党は、衆議院選挙に向けたエネルギー政策を発表しました。「自然エネルギー立国」の実現を掲げ、原発の再稼働や新増設を認めず、自然エネルギーの割合を2030年に50%、2050年に100%にまで引き上げることを目指しています。

また、2030年に温室効果ガス排出を2013年と比べ、55%以上削減するとしています。