×

ミャンマー国連大使、国連での演説見送りへ

2021年9月25日 23:58

軍のクーデターに抗議を続けているミャンマーの国連大使が、開催中の国連総会で、予定されていた演説を見送ることが分かりました。

ミャンマーのチョー・モー・トゥン国連大使は、クーデターを批判して軍に解任され、反逆罪で訴追されています。

その後も国連大使にとどまり、日本時間の28日、国連総会でミャンマー代表として演説する予定でしたが、ロイター通信の取材に対し「演説しない」と答えたということです。国連のウェブサイトの演説者リストからもミャンマーの国名がなくなりました。

ミャンマーの国連大使をめぐっては、軍が別の人物を指名していて、国連の信任状委員会が今後、どちらを正式な大使とするか議論する予定です。

今回、アメリカと中国、ロシアが、演説見送りのかわりにミャンマーの代表問題をいったん棚上げすることで合意したということです。