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内村航平 満身創痍の中五輪後初の実戦へ

2021年9月22日 19:19
内村航平 満身創痍の中五輪後初の実戦へ

東京五輪後、初の実戦となる全日本シニア選手権に出場する体操の内村航平選手が22日、前日会見に臨み「僕たちは結果とかそういうもの以上に(お客さんに)見てもらって何かを伝えないといけないと常々思ってやっているので、お客さんに向けて僕たちはいい演技を見せる。そしてそれ以上の何かを伝えることをやっていかないといけない」と、大会への思いを語りました。

大会前の練習では大技のブレットシュナイダーなどを成功させましたが、コンディションについては「良くない」と言い、「五輪が終わってから股関節がちょっと痛くなっていて、肩もそうだし、腰もそうだし、全関節痛くなってきて、しまいにはあごも痛くなってきて、ハンバーガー食えないみたいな。口開けるとあごが外れてしまうみたいなことがあって、関節という関節が全部痛い状態だったので、気持ちでどうしようもできない状態にはなっていましたね。それでもギリギリ五輪でやろうとしていた、今まで選考会でやってきた構成はなんとかギリギリできるんじゃないかというくらいにはもってこられた感じはします」と、関節の痛みが増し、満身創痍の状態であることを明かしました。

それでも、10月に北九州で行われる世界選手権の代表に選ばれている内村選手は、演技を披露する重要な機会となる今大会へ「世界選手権にむけていい形につなげられたらいいかなと。五輪が終わってからはなかなかやろうとしても体がついてこない状態が続いて、いい準備ができていないですけど、なんとかやりきりたい」と意気込みを語り、「自分が今できる最低限の演技をして、世界選手権に向けてつなげたい」と決意を語りました。