長野県の北アルプス槍ヶ岳で、落石により合わせて７人が警察に救助を要請し、４人が救助され、３人はその場から自力で移動しました。一帯では１９日夕方、地震が相次いで発生し、その影響で落石が発生したとみられています。

１９日午後５時半ごろ、北アルプス槍ヶ岳に登っていた愛知県の男性から「テント泊をしていたが落石で行動できない」と警察に通報がありました。

救助を要請する通報が「北鎌尾根」付近で他に３件あり、３４歳から６２歳までの男女７人が一時身動きが取れなくなりました。

２０日朝までに４人が救助され、３人が自力で下山しました。

落石が膝に当たった東京都の６１歳男性が軽傷とみられています。

１９日午後５時１８分ごろには、岐阜県飛騨地方を震源とする最大震度４の地震があり、１９日は一帯で、震度１以上の地震が１２回発生しています。

北アルプスでは、この地震の影響とみられる落石などが発生しました。