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フランス政府 米豪駐在大使の召還を発表

2021年9月18日 9:45
フランス政府 米豪駐在大使の召還を発表

オーストラリアがアメリカなどと新たな安全保障の枠組みを設けたことで潜水艦の共同開発計画が破棄されることを受け、フランス政府は、アメリカとオーストラリアに駐在する大使を召還すると発表しました。

アメリカ、イギリス、オーストラリアは、インド太平洋地域での防衛協力を強化するための新たな枠組みを立ち上げ、オーストラリアの原子力潜水艦保有に向け、アメリカとイギリスが技術供与すると表明しています。

このため、オーストラリアとフランスの潜水艦の共同開発計画は破棄されることとなりました。

これを受け、フランスのルドリアン外相は17日、声明を発表し、「容認できない行動だ」などと強く非難、マクロン大統領の要請で、直ちにアメリカとオーストラリアの大使を召還することを明らかにしました。

今回の決定を受けアメリカ政府は、「長い同盟関係の中で行ってきたように、今後数日間、相違点の解決に向けて引き続き関与していく」としています。