自民党の総裁選挙が１７日、告示されました。今月２９日の投開票に向けて、いよいよ選挙戦が始まりました。４人が立候補し、混戦となった総裁選。それぞれ何を訴えたのでしょうか。

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次の総理大臣は誰になるのか。自民党の総裁選挙が１７日告示され、候補者４人が一堂に会しました。新型コロナなど、多くの難問を抱える日本をどのように“かじ取り”するのか。各候補者が訴えた政策とは。

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１７日午後、河野ワクチン担当相は、石破元幹事長、小泉環境相と出陣式を行いました。名前の漢字から、小石河（こいしかわ）連合と呼ばれるようになった３人。

石破元幹事長「戦いが始まりました」

小泉環境相「共に必勝を期して」

３枚看板で党員票の獲得を狙います。

河野ワクチン担当相（５８）「国民の広い支援を頂戴をして政治を動かしていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します」

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４人の中で、一番早く立候補を表明していた岸田前政調会長。出陣式では、去年の総裁選の時よりも他派閥の議員が増えていました。

岸田前政調会長（６４）「岸田はもう終わったと厳しい評価の声も頂いてきました。信なくば立たず」

ＶＴＲを受けて岸田氏は。

岸田前政調会長（６４）「動画にもありましたように、私は昨年の総裁選挙、敗北をいたしました。あれから１年、多くの皆様方の声を聞いてまいりました。今の時代が求めているリーダーは私なんだと」

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「高市早苗候補の入場でございます」

高市前総務相の出陣式は、出席者が首にオリジナルのタオルをかけるなど独特の雰囲気が。

高市前総務相（６０）「各派閥に所属している方もいます。私がこけてしもうたらその後、冷や飯が待っているかもしれない。政策に賛同して集まっていただいた、最も強い同志であります」

「頑張ろう」

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これまで総裁をめざしながらも、立候補にいたらなかった野田幹事長代行。４度目のチャレンジで、初めて推薦人２０人が集まり名乗りをあげました。選対本部長は三原じゅん子氏です。

野田幹事長代行（６１）「優れた推薦人の方たちに恵まれました。寛容で誰もがこの国に生まれてよかった、生きる価値があるんだと言っていけるような、コロナ禍だからこそ、しっかりお伝えできればと思っています」

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４候補による戦い。共同記者会見で、総裁選の争点や最もやりたいことを問うと。

河野ワクチン担当相「直後に総選挙もあります。国民からの支持というのが最大の争点になるのではないか」

岸田前政調会長「コロナ対策も大きな論点ではありますが、私は何といっても自民党の信頼回復、すなわち自民党の改革である」

高市前総務相「国民の皆様の大きな関心事項は、国民の命をいかに守りぬくかということである」

野田幹事長代行「まず初めに、やはり有事であるコロナウイルスとの対峙です。子供たちに心の傷を残さないために、私たちが何ができるか」

４人の考え方の違いが浮き彫りとなったのが、女系天皇と森友問題について。野田氏のみが女系天皇も選択肢として含まれると述べたほか、森友問題については再調査する考えを示しました。

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野党が要求した臨時国会を拒否したまま、告示日を迎えた総裁選。野党は。

立憲民主党・安住国対委員長「国会に一人も自民党の議員がいなくて、派閥の事務所やホテルに立てこもっているんだから、昼間は国会に来て仕事をしようよ、と言うのが我々の提案ですよ、だから。さぼっているよね、国会」

立憲民主党・枝野代表「（総裁選は）午後５時以降にやっていただきたい」

立憲民主党は１７日、子どもの新型コロナウイルス対策を強化すべきだとして、緊急提言をまとめました。感染拡大地域の子供たちへの、定期的なＰＣＲ検査の実施などが柱となっています。