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伊勢正三、大久保一久さん訃報に感謝を語る

2021年9月16日 18:22
伊勢正三、大久保一久さん訃報に感謝を語る

昭和のヒット曲「22才の別れ」で知られるフォークデュオ・風のメンバー大久保一久さん(71)が亡くなったことを16日、所属レコード会社が発表しました。

大久保さんは1975年、かぐや姫解散コンサート中に伊勢正三さんとフォークデュオ・風を結成。デビュー曲「22才の別れ」は累計で100万枚を超えるヒットを記録。その後「あの唄はもう唄わないのですか」や「ささやかなこの人生」など、ヒットを連発し昭和のフォークソングブームを支えてきました。

近年は、体調不良により活動を休止し治療を続けていましたが、9月12日家族に見守られながら亡くなったそうです。詳しい死因については明らかにされていませんが、16日近親者のみで葬儀が営まれたそうです。

大久保さんの訃報を受けメンバーの伊勢正三さんがコメントを発表しました。『やさしかった久保ヤンへ』と書き出し『久保ヤンが「猫」、僕が「かぐや姫」のメンバーだった頃、出番前の楽屋の隅でいつも二人でギターの弦を張り替えながら、音楽の話をしたものです。思えばその頃から、すでに、「風」は結成していたんだね。「風」の頃の僕達は、朝から真夜中までいつも一緒だった。再結成しようとしていた矢先に病気で倒れてから、長い間ほんとにがんばったね。そして、朝方眠るように天国へ旅立ったと聞きました。「風」は今でも解散宣言をしていないデュオ。久保ヤンのやさしさがなかったら、「風」は存在せず、僕はただの孤独な男に過ぎなかったのです。ありがとう、久保ヤン。おやすみなさい』と大切な相方へ感謝の気持ちを語りました。


写真:「22才の別れ」のレコードジャケット (左)伊勢正三さん、(右)大久保一久さん