スカイツリー“貸し切り”小学6年生が参加
15日、東京で新たに1052人の新型コロナウイルスの感染が確認されました。外出も思うようにできない中、コロナ禍で学校行事への影響が続いていた都内の小学6年生があるイベントに参加しました。
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「おおー!!」
地上450m。
「すごーい」
都心を一望できる景色に大興奮の子供たち。
東京スカイツリーでは9月、都内の学校を対象に天望デッキの貸し切り営業を始めました。(1日1校限定)
第1号で参加したのは、同じ墨田区内の小学6年生です。
小学6年生
「こういうイベントとかが少ないから全力で楽しむ」
修学旅行が延期になり、なんとか思い出作りにと参加を決めたといいます。
墨田区立第一寺島小学校 森村聡彦校長
「きっと彼らも大きくなった時に振り返って、楽しかったなという思い出になればと」
日常は、いつ取り戻せるのでしょうか。
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東京の15日の感染者は1052人。24日連続で、前の週の同じ曜日の人数を下回り減少傾向ですが、これまで何度も繰り返してきた“リバウンド”。
政府分科会の尾身会長は、政府が検討している行動制限の緩和について、慎重に対応すべきだと指摘しました。
政府分科会 尾身会長(15日午前)
「正確には神のみぞ知ることですけど、(コロナとの闘いは)2~3年プラスかかるんではないかと思います」
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長引く闘い。ある街のシンボルにも変化がありました。
東京・秋葉原の「肉の万世」。
60代
「秋葉原のシンボルじゃない?肉がおいしくて、よく食べに来ますので」
あらゆる肉料理がそろう「肉の万世」。実はコロナなどの影響で、秋葉原本店の建物を売却していたことが分かりました。
所有権は手放したものの、売却先と話し合い、今後も同じ場所で営業は続けていくといいます。
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苦しい状況が続く飲食業界。
そんな中、横須賀市ではある取り組みが行われています。
早朝から仕込まれていた大量のホットドッグ。
Narukitchen 梅村哲代表
「全部で200個ですね」
Narukitchen 梅村夏苗さん
「おいしく食べていただけたらいいなと思って詰めてます」
キッチンカーに積み込み、向かったのは病院です。
ホットドッグだけではなく、たこ焼きや、やきそばなど、まるで、縁日のような光景です。
医療従事者に無料で昼食を届ける取り組みです。15日は、およそ1100食分配られました。
医療従事者への子どもたちからのメッセージも届けられました。
昼食を受け取った医療従事者
「緊張状態が続いてるんですけど、すごくうれしいですね」