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自民党総裁選へ“最大”細田派が会合…協議

2021年9月14日 17:36
自民党総裁選へ“最大”細田派が会合…協議

自民党総裁選挙をめぐり、最大派閥の細田派は会合を開き対応を協議しています。

衆議院選挙を目前に控え派閥の締め付けがきかないため、派閥単位ではなく議員個人個人に支持を訴える総裁選となっています。

最大派閥の細田派ですが、支持する候補を一本化することは難しく細田派幹部によりますと派閥として、岸田前政調会長と高市前総務相を推薦しますが、基本的に自主投票になるということです。

派閥トップを候補者として擁立している岸田派以外の派閥はどこも同じ状況であることから、河野ワクチン担当相は14日、派閥横断の勉強会で支持を訴えるなど派閥を超えて支持を集め「挙党態勢を目指す」としています。

こうした中、立候補は見送り河野氏を支援する見通しとなった石破元幹事長が二階幹事長と会談しました。石破氏は15日、派閥の会合で総裁選への態度を明らかにすることを伝えたということです。

一方、岸田前政調会長はリモートで、子育て中の母親らと意見交換しました。参加者が「コロナ禍で保育士の業務負担が増えている」と述べたのに対し、岸田氏は「保育士や介護士など、エッセンシャルワーカーの給与アップを実現したい」と訴えました。

高市前総務相はnews every.に出演し、森友学園をめぐる問題について「公文書の改ざんを二度と起こさせない。各役所でのパワハラを徹底的に根絶することが必要だ」と訴えました。

立憲民主党の枝野代表は、「政府の無策で医療が受けられない国民皆保険制度の崩壊状態だ」と批判し、総裁選よりもコロナ対策を優先するべきだと強調しました。