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ブッシュ氏「団結した国民を誇りに思った」

2021年9月12日 9:01

アメリカ同時多発テロから11日で丸20年を迎え、ニューヨークの世界貿易センタービルの跡地などで追悼式典が行われました。当時の政権を率いていたブッシュ元大大統領は演説で、「団結した国民を誇りに思った」などと振り返りました。

ブッシュ元大統領
「テロ後、驚くべき回復力を持つ団結した国民を率いたことは誇りだ」

ブッシュ氏は、「アメリカ人は傷つきやすいが、もろいわけではなく、人生最悪の瞬間を乗り越える力を持っている」と訴えました。

一方で、「団結の日々は遠い昔になった」「政治が怒りや恐怖、恨みをむき出しにしている」とも述べ、国内で分断が進む現状に懸念を示しました。

演説した東部ペンシルベニア州の旅客機墜落現場には、バイデン大統領夫妻も追悼に訪れ、献花しました。

こうした中、トランプ前大統領がビデオメッセージを公開し、「大きな悲しみの日だ」と述べました。またアフガン撤退をめぐるバイデン大統領の対応を批判し、「無能なバイデン政権は敗北し、降伏した」と主張しました。