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河野氏“厚労省分割も選択肢”自民総裁選

2021年9月11日 17:34
河野氏“厚労省分割も選択肢”自民総裁選

自民党の総裁選挙に立候補を表明している河野ワクチン担当大臣と、高市前総務大臣が読売テレビの番組に出演し、河野大臣は、厚生労働省を厚生省と労働省の2つに分割するのも選択肢の一つだとの考えを示しました。

河野ワクチン担当相「かつてのように厚生省と労働省を分ける、そういうことも一つの考え方としてあるんだと思います」

河野氏は、厚生労働省について、省庁としての規模が肥大化していると指摘した上で、「社会保障をどうしていくかが大きなテーマになる。きちっと省内や国会で議論できる体制を作る必要がある」と述べ、厚生省と労働省の2つに分割するのも選択肢の一つだとの考えを示しました。

高市前総務相「しっかりと自衛隊が動ける環境、そして海上保安庁が動ける環境というものを確立してまいりたい」

一方、高市氏は、アフガニスタンからの自衛隊の退避オペレーションや沖縄県の尖閣諸島周辺で活動を活発化させる中国を念頭に自衛隊法や海上保安庁法の改正に前向きな考えを明らかにしました。

高市氏は、中国が新たな法律で海上警備に当たる公船に武器使用を認めたことに危機感を示した上で、日本も法律を改正し海上保安庁の船にもある程度武器使用を認める必要があると述べました。

また、岸田前政調会長は、オンラインでコロナ禍で苦しむ中小企業の経営者らと会談し、支持を訴えました。岸田氏は「新しい経済政策を通じて格差を埋め、皆で協力できる経済、社会や政治を実現する」と述べ、格差の解消に取り組む考えを示しました。

立憲民主党・枝野幸男代表「政府、自民党は責任ある行動を取れということを、総裁選よりもコロナ対策だということをぜひ声をあげていこうではありませんか」

一方、立憲民主党の枝野代表は東京都内で演説を行い「我々は飲食店への持続化給付金の再給付や貧困家庭への現金給付を提案している」と述べた上で「政府・与党には新型コロナ対策の具体案がない」と批判しました。