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子どもの感染懸念…塾で“オンライン自習”

2021年9月7日 21:05
子どもの感染懸念…塾で“オンライン自習”

8月に野外音楽イベントが行われた愛知県の常滑市で14人が感染し、クラスター認定されていることがわかりました。一方、学校の再開による子どもたちの感染の増加も懸念されています。

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8月に愛知県常滑市で行われた音楽フェス。客がマスクをしていないなど、感染対策が徹底されず、問題視されていましたが、6日、愛知県は、常滑市で14人の感染を確認し、クラスターと認定しました。

音楽フェスとの関連は明言していませんが、参加者が感染したとみられています。

一方、12日に宣言の期限を迎えるはずだった東京都。7日の感染者は1629人と、16日連続で1週間前を下回りましたが、政府は、宣言の解除は厳しいとの見方を示しています。

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学校の再開による子どもたちの感染の増加も懸念されています。

都内の学習塾では、リモート授業への切り替えや、自習室の閉鎖を余儀なくされています。

その代わり、講師のチェックのもとで自習ができる「オンライン自習」を取り入れたのです。

早稲田アカデミー池袋校 登木隆司校長
「あえて手元を映すように撮影してもらっている」

進行具合をチェックして、アドバイスを送っていました。

さらに、宣言延長の可能性に困惑するのは母親たちです。

3児の母
「人と会う機会が減りました。『寂しいな』というのがある」

2児の母
「家に(子どもが)2人いると『私自身も苦しい』」

6日に発表されたアンケートによりますと、コロナ禍でストレスを感じているのは、父親よりも母親の方が10%以上高く、原因は、外出制限や、人と会う機会の減少などがあげられています。

■健康に関するアンケート調査(明治安田生命 6日発表) 
 コロナ禍でストレスを感じている
 父親 61.4% 母親 73.8%

8月にオープンしたばかりの子育て支援施設。(渋谷区子育てネウボラ ※予約制・人数制限などあり)感染対策が徹底された空間でのママ同士の交流などを求め、1日100組の親子が訪れています。

1児の母
「同じ子育てで悩んでる方がいらっしゃるので、週に1、2回はお話しできるのはすごく良い場だなと」

子育ての相談を受け付ける専門家も常駐しています。

渋谷区神南ネウボラ・子育て支援センターCOしぶや 鈴木愛菜さん
「お母さまの気持ちが少し軽くなるような関わりをコミュニティーで作っていきたい」

また、ママたちのつながりはオンライン上でも…

講師 浅野美弥さん
「手を抜くときは抜く!やめることはやめる!」

全国のママたちに向けたオンラインのお茶会です。(ベビカム ママティーブレイク 参加費無料)日替わりの講演にチャットで参加する形で、平日午後3時から毎日15分間行われています。

ベビカム(進行役) 山田妙子さん
「実際にリアルに会っている友達ではないですけど、つながりのようなものを感じていただいていると思います」

日々100人以上が参加していて、ママたちの癒やしの場となっていました。