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日経平均“新総理”期待で2か月半ぶり高値

2021年9月3日 22:46
日経平均“新総理”期待で2か月半ぶり高値

9月3日の東京株式市場で日経平均株価は5日連続で値を上げ、およそ2か月半ぶりの高値となりました。平均株価の終値は、2日の終値に比べて584円60銭高い、2万9128円11銭でした。また、東証1部の全銘柄から算出される東証株価指数(=TOPIX)も30年ぶりの高値をつけています。

3日朝の東京株式市場では、景気回復の遅れへの懸念が薄まったことで、景気の影響を受けやすい業種に買い注文が広がりました。

午前の取引終了後に、菅総理が自民党総裁選に出馬しないと表明したことが伝わると、午後の取引開始直後から、多くの銘柄で買い注文がふくらみました。市場では「新しい総理になると、大きな経済対策が出る」との期待感などが株価上昇の要因となり、平均株価は、6月16日(2万9291円)以来の高値で今週の取引を終えました。

東証1部の売買代金は、概算で3兆2814億円。東証1部の売買高は、概算で12億4370万株。