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自民総裁選へ 岸田氏自らのコロナ対策発表

2021年9月2日 11:54
自民総裁選へ 岸田氏自らのコロナ対策発表

菅総理大臣との対立軸を打ち出しました。自民党総裁選挙への立候補を表明している岸田前政調会長が会見し、自らの新型コロナ対策を発表しました。

岸田氏は菅政権のコロナ対策を、「説明が十分ではない」「現状認識が楽観的」などと批判し、自らは丁寧に説明していくと強調しました。

自民党・岸田前政調会長「(コロナ対策の)現状認識、楽観的すぎやしないか、こういった声が多数あります。常に最悪の事態を想定して危機管理を行うと。先手先手で徹底した対応を続けていきます」

岸田氏は、「医療難民ゼロ」を目指すことや、予約なしで、無料でPCR検査を受けられるようにすること、数十兆円規模の経済対策などを打ち出しました。

また、感染症が流行した際などに、国や地方に対し強い権限をもって対応に当たる、「健康危機管理庁」を新たに設置することも掲げました。

一方の菅総理大臣ですが、周辺によりますと、菅総理は総裁選で打ち出す政策を今週中にとりまとめるべく準備を進めています。

こうした中、野党側は新型コロナ対策を議論すべきなのに、臨時国会を開かないのは、役割の放棄に等しいとする抗議声明を自民党に手渡しました。

立憲民主党の安住国対委員長は、「政治が停止状態になって感染対策を怠っている責任は非常に重い」と批判しました。