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沖縄の異物“ふたの一部”ワクチン問題なし

2021年8月29日 23:12
沖縄の異物“ふたの一部”ワクチン問題なし

沖縄県で、新型コロナウイルスのワクチンから見つかった異物について、厚生労働省は、ワクチンの瓶のゴム製のふたの一部などと考えられ、ワクチンに問題はないと発表しました。

厚労省によりますと、武田薬品工業の調査では、沖縄県で黒い点のような異物が見つかった4件は、ワクチンを、瓶から注射器に移す際、ゴム栓に針を斜めに刺すなどして、ゴムの一部が削られて混入したと考えられ、また、ピンク色の異物が見つかった1件は、異物が針を通らないほど大きく、もともと注射器に入っていたと判断したということです。

5件とも、瓶に針を刺す前のワクチンでは異物は確認されておらず、ワクチンの品質に問題はないとしました。

一方、群馬県は、太田市の大規模接種会場で、29日、モデルナ社のワクチン1本に非常に小さい異物があり、使用しなかったと発表しました。

このワクチンのロット番号は、厚労省が中止を呼びかけたものとは異なるということです。