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“対面授業行われず”学生が明星大学を提訴

2021年8月25日 14:47
“対面授業行われず”学生が明星大学を提訴

新型コロナウイルスの影響で昨年度、全てオンライン授業となった学生が、大学側に対し授業料の一部返還などを求めた裁判が25日、ひらかれました。

この裁判は、東京・日野市にある明星大学の経営学部に去年入学した男子学生が、合理的な説明が無いまま1年間、一度も対面授業が行われず、全てオンライン授業だったなどとして、大学側を訴えたものです。

原告の男子学生(19)「合理的な説明ができた上で、この講義はオンラインですとか、この講義は対面にしますという説明をしてほしいし、対面もできるならば増やしてほしい」

今年4月からは、一部の授業は対面で行われているといいます。25日の裁判で、原告の男子学生側は、昨年度の授業料などの半額相当と慰謝料、あわせて145万円の損害賠償を求めたのに対し、大学側は請求棄却を求め、争う姿勢をみせました。

大学側は日本テレビの取材に対し、昨年度の対応について「経験をしたことのないコロナ禍において、学生と教職員の安全確保と学修機会の保障の両立を図ったものです」とコメントしています。