都内では、２２日までの１週間で、新型コロナの感染が確認された人が、救急搬送を要請してから病院に到着するまでに１時間以上かかったケースが、およそ９割に上ることがわかりました。

東京消防庁によりますと、今月１６日から２２日までに、都内で新型コロナの感染が確認され救急要請をしたものの、病院に搬送されなかったケースは１１６０件で、依然として全体の６割近くに上っています。

一方で、搬送された８２３件のうち、およそ９割にあたる７２８件は救急搬送の要請から病院到着までに１時間以上かかったということです。このうち、５時間以上かかった件数は１０３件でした。

新型コロナ流行前の、病院到着までの平均時間はおよそ３８分で、依然、受け入れ先の病院がすぐに見つからないケースが続いています。