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元慰安婦団体の前理事長、起訴内容否認

2021年8月11日 20:04
元慰安婦団体の前理事長、起訴内容否認

韓国で元慰安婦支援団体のトップを務め、寄付金を不正流用した罪などに問われている尹美香被告の初公判が11日開かれ、尹被告側は起訴内容を全面的に否認しました。

初公判のためソウルの裁判所に出廷したのは、元慰安婦の支援団体「正義記憶連帯」の前理事長で国会議員の尹美香被告です。

尹美香被告「裁判で真実が明らかになるように誠実に臨む」

尹被告は、虚偽の申請をして国やソウル市から補助金3500万円あまりを不正に受け取った詐欺など、8つの罪に問われています。11日の初公判で尹被告は「活動家として恥ずかしくなく生きてきた」と主張し、起訴内容を全面的に否認しました。

尹被告をめぐっては、元慰安婦の女性が運営の不透明さなどを批判したことをきっかけに検察の捜査が進められ、去年9月、在宅のまま起訴されていました。

裁判所前は、支持者や尹被告に厳罰を求める人たちが集まり、騒然としました。