稲見「明日から練習します」銀メダル会見
東京五輪ゴルフ女子で日本勢初の銀メダルを獲得した稲見萌寧選手が7日夜、会見に臨みました。稲見選手は、「本当に光栄」と喜びを語るとともに、「明日からきっちり練習します」と早くも今後を見据えました。
◇以下、会見の主な内容
──メダルを獲得した感想
「初出場で夢の舞台、五輪に出られて、そこで銀メダルを取れて本当に光栄ですし、うれしい」
──メダリストになった実感や周りからの反応は
「実感はあまりないが、終わった時よりも、周りの方々から祝福のメッセージなどをいただき、少しずつ実感は出てきた」
──特に印象に残っているメッセージは
「たくさんの方が祝福のメッセージを送ってくれている。一番は選べないが、宮里藍さん、上田桃子さんなど憧れの人たちから祝福をいただけるのはうれしい」
──稲見さんにとって「ゴルフとは」
「ゴルフの何が一番いいかというのは、色々な方とお会いできること。また、子どもから大人、お年寄りまで全ての方ができる競技なので、子どもはおじいちゃんとラウンドしたりとか、なかなかそれができるスポーツはないと思う。そこがゴルフの魅力」
──世界トップクラスが集まった大会で銀メダルという結果について
「私自身、世界で戦った経験が少ない。最後プレーオフで戦ったリディア・コ選手も、金メダルを獲得したネリー・コルダ選手もすごい人たちということは分かっていた。その間に挟まれて私が立っていることは光栄なことだと少しずつ実感してきた」
──五輪を経験して、今後の目標は
「これからの課題は『飛距離アップ』が一番。身近な目標は、メジャー(大会)入賞を達成したことがないので、そこを達成したい。大きな目標は永久シード(権)をとりたいという目標がある」
──普段のツアーと五輪の違い
「プレーしているときは変わらない。周りの方々の期待具合や、国を代表してやっている責任は全然違った」
──来週から国内ツアーに復帰されますが、明日から練習を再開するか
「明日からきっちり練習します」
写真:アフロスポーツ