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千葉県、酒やカラオケ提供の店に休業要請へ

2021年7月31日 4:28

千葉県は来月2日からの緊急事態宣言の対象地域となることをうけ、県内全域で酒類やカラオケ設備を提供する店舗に休業を要請することを決定しました。また、知事が必要と判断した場合、病床確保計画をフェーズ4へ移行するとしています。

千葉県は、30日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、緊急事態宣言の対象地域となることをうけ、来月2日から31日まで、県内全域の酒類やカラオケ設備を提供する店舗に休業を要請することを決定しました。

これらのサービスを取りやめた店舗や、その他の飲食店には、午前5時から午後8時までの営業時間短縮を要請します。

県民には、路上や公園での集団での飲酒や食事を伴う会話のうまれやすい午後8時以降の不要不急の外出を控えるよう求めています。

熊谷知事「今起きている感染爆発は、これまで経験がしたこともない規模であります。感染を防ぐためには、とにかく1人1人の感染防止行動が必要であります」

宣言解除について熊谷知事は、「感染者数よりも、医療提供体制が確保できれば、社会経済活動とのバランスで判断する」と述べました。

また、千葉県は、新型コロナウイルス感染者の病床の占有率が29日時点で48.5%とひっ迫する中、知事が必要と判断した場合、病床確保計画をフェーズ4に移行することとするとしています。

フェーズ4になると、病床確保のために、コロナ以外の救急医療の制限や、ほかの病気やけがの手術の延期を行うため、一般の医療体制に影響が出ることになります。