錦織圭敗退「何もできず終わってしまった」
◇東京五輪・大会7日目 テニス男子シングルス・準々決勝、東京・有明テニスの森
29日、テニスの男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング69位の錦織圭選手は同1位の絶対王者ジョコビッチ選手(セルビア)と対戦しました。
リオ五輪銅メダリスト・錦織選手は第1セット、王者・ジョコビッチ選手に粘りを見せるものの、2-6で落とします。
後が無くなった第2セット、錦織選手は6日連続となる試合の疲れもあり、ミスが目立ちます。1度もゲームをキープできずに0-6で第2セットも落とし、ストレート負け。
準々決勝敗退で錦織選手の東京五輪は幕を閉じました。
以下、試合後の錦織選手のコメント。
――戦いを終えて
「強かったです。終始何もできず終わってしまった。悔しい気持ちは大きい」
――積極的な攻撃見せた。できたこと、できなかったことは
「サーブが入らなすぎて、自分のリズムに持ち込めなかった。両セットともにすぐブレークされてしまった」
――疲労も相当あったのでは
「多少はもちろんありました」
――日の丸を背負って戦うのは
「今日の負けはこたえますが、いい1週間ではあった。ここまでの感覚が戻ってきたのはすごく久しぶりだった。負けはしましたけどいい試合はいくつかできた」
――無観客だったが日本の皆さんの声援は届いていたか
「お客さんがいたらとは、何回も思いました。大きなスタジアムでお客さんがいない中、プレーするのもホームとして悲しいところはあった。でも自分のコート上でのプレーは集中してできていましたし、楽しかった」
――この先の戦いについて
「来週からまた(大会が)始まる。しっかり休んで、収穫もあったオリンピックだったので、これを機にまた大きなステップを踏みたい」
写真:松尾/アフロスポーツ