新型コロナウイルスの感染拡大が続く韓国では、１日あたりの新規感染者数が再び、過去最多を更新しました。インド由来のデルタ株への感染割合も５割を超えています。

韓国の保健当局が２８日発表した新規感染者数は１８９６人で、およそ１週間ぶりに過去最多を更新しました。

デルタ株への感染割合は直近１週間で５１％まで増え、保健当局は「すでにデルタ株が優勢株に置き換わった」との認識を示しています。

ワクチンの接種も順調に進んでおらず、当初、主軸になるはずだったアストラゼネカのワクチンが不足していることに加え、モデルナのワクチンでも供給に遅れが出ています。

接種を完了した人の割合は人口の１３．６％にとどまり、ワクチン接種の遅れが“第４波”につながったとの批判も出ています。