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韓国でワクチン供給遅れ 政府の批判高まる

2021年7月27日 18:42

新型コロナウイルスの感染拡大が続く韓国では、新規感染者のうち、インドで確認されたデルタ株への感染の割合が5割に迫っています。こうした中、ワクチンの供給に遅れが出ていて、政府への批判が高まっています。

韓国の保健当局が27日、発表した新規感染者数は1365人で、21日連続で1000人を超えています。新規感染者のうち、感染力が強いデルタ株への感染割合は、先月第4週には3%でしたが、先週は48%まで急増しています。

このような状況の中、金富謙首相は27日、今月末に供給される予定だったモデルナのワクチンについて、モデルナ側から「生産の問題で供給日程の調整が避けられない」と連絡があったことを明らかにしました。

金首相は、「11月の集団免疫達成に支障がないよう接種計画を調整する」と説明していますが、接種を完了した人の割合が人口の13.5%にとどまる中、韓国メディアは、「ワクチン確保に次々問題が起きている」と政府の対応を批判しています。