メンバーの１人が行方不明になっている東京オリンピック・ウガンダ選手団が、合宿を行っていた大阪府泉佐野市から、東京の選手村へ出発しました。

２０日午前７時ごろ、ボクシングや競泳に出場するウガンダ選手団のメンバー６人がバスへ乗り込むと、集まった泉佐野市の職員らからエールが送られました。

ウガンダ選手団は先月１９日に来日しましたが、成田空港の検疫などで２人の新型コロナへの感染が判明。ホテルでの待機を終えた１８日後の今月７日に練習を開始しました。しかし、合宿中に出場権を失い、オリンピックを前に帰国する予定だったウエイトリフティングの選手が、「日本で仕事をしたい」という趣旨の書き置きを残し、行方が分からなくなっています。

選手団は、「泉佐野で過ごした時間を心に留めて、オリンピックに参加してきます」と市民に向け感謝の言葉を寄せました。