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宣言開始の東京で502人感染“第5波”か

2021年7月12日 20:33
宣言開始の東京で502人感染“第5波”か

新型コロナの感染拡大に伴い、4回目の緊急事態宣言が始まった東京都内で、新たに502人の感染が確認されました。月曜日の感染者が500人台となるのは、第4波に見舞われた5月10日以来です。

都内の新たな感染者は、10歳未満から90代までの502人で、感染者が比較的少ない月曜日で500人台となるのは、5月10日以来、およそ2か月ぶりです。5日から160人増加し、23日連続で、前の週の同じ曜日を上回っていて、第5波とみられる感染再拡大が続いています。

年代別では、20代と30代がおよそ55パーセントを占め、都は、「20代30代が特に多く、会食やレジャーでの感染が散見される。4回目の宣言が始まったので、会食やレジャーは控えて欲しい」と呼びかけています。

重症者は6人減って55人でした。都内で初めて10歳未満の女児が重症となっています。

一方、新たに87人が、インドで確認された感染力の強いデルタ株に感染していました。このうち男性7人は同じ職場で働く従業員で、この職場では9人が変異株に感染するクラスターが発生しています。

都内のデルタ株の感染者は、1000人を超えて1014人となり、市中感染の広がりと共に、急速な置き換わりが懸念されます。