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日経平均3日続落 2万8000円割れ

2021年7月9日 17:06
日経平均3日続落 2万8000円割れ

7月9日の東京株式市場で日経平均株価は3日間連続で値を下げ、5月17日以来の2万8000円割れとなりました。終値は前日に比べて177円61銭安い、2万7940円42銭でした。

新型コロナウイルスの感染者数の急増で、政府が東京都に4度目の緊急事態宣言の発出を決定したことで、経済回復の遅れが意識され、9日朝の東京株式市場では、幅広い銘柄に売り注文が入りました。平均株価の下げ幅は、一時700円に迫る場面もありました。

しかし、午後にかけては、値を下げた銘柄に割安感から買い注文が入り、平均株価の下げ幅を縮小して取引を終えました。市場関係者からは、「世界で新型コロナの感染が変異株により広がっているため、世界的に経済活動への影響が懸念されている」との声が聞かれました。

東証1部の売買代金は、概算で3兆3239億円。売買高は、概算で14億2564万株。