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スエズ運河で座礁…日本のコンテナ船が出航

2021年7月8日 2:06

エジプトのスエズ運河で座礁事故を起こした日本の大型コンテナ船が、7日、事故からおよそ100日ぶりに出航しました。

スエズ運河を出航したのは、日本の正栄汽船が所有する大型コンテナ船「エバーギブン号」です。

エバーギブン号は今年3月、世界の海上交通の要衝スエズ運河をふさぐ形で座礁。運河は1週間近く通行不能になり、世界の物流に大きな影響が出ました。

事故後、エジプト当局との賠償金交渉が難航し、当局が船を差し押さえていましたが、今月4日に正式合意したため、解放されました。当局は最終的に日本円でおよそ600億円を求めたとされていますが、賠償金の額は明らかになっていません。

地元メディアによりますと、エバーギブン号は現地で安全上の点検を受けた後、当初の目的地だったオランダに向かうということです。