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島根や鳥取で記録的な雨 冠水や土砂崩れも

2021年7月7日 19:31
島根や鳥取で記録的な雨 冠水や土砂崩れも

7日、鳥取県や島根県では線状降水帯が発生するなど記録的な雨となり、各地で土砂崩れなどの被害が起きています。

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横殴りに降りつける雨。未明から島根県や鳥取県などは激しい雨となりました。川は増水し道路にまで。各地で冠水も発生。線状降水帯により記録的な雨となり被害も出ています。

前がほとんど見えないほど激しく降る雨。車を降りて確認してみると道路が一部冠水していました。車は大きな水しぶきをあげ減速しながら進んでいます。

住宅街では、小川と道路の境目がわからなくなっています。島根県松江市では午前5時40分までの1時間に、およそ100ミリの猛烈な雨を観測し意宇川が氾濫。

松江市の八雲町日吉地区と鳥取市の吉成南町1丁目と2丁目に大雨警戒レベル5の「緊急安全確保」が出ています。また安来市の全域など複数の市町村に避難指示が出ています。避難した人は。

避難した人「裏山もきょうも山からの水の量が多くて不安だった」

記録的な大雨をもたらしたのは線状降水帯。未明からの雨雲の動きを見てみると、午前5時頃に島根県付近に活発な雨雲が並ぶ線状降水帯が発生し、午前7時頃には鳥取県にも線状降水帯が。

鳥取県の湯梨浜町では大規模に冠水。住民は膝下まで水につかったまま歩かざるをえません。

住民「10時頃からどんどん降ってきた。まさかここまで降るとは思わなかった」

旅館の駐車場や目の前の道路も冠水。通用口から水が入ってきていて土嚢を置き応急措置をとっていました。土砂崩れも各地で発生。

活発な雨雲は、現在も日本海側を中心に流れ込んでいて、危険な状態は続いていて引き続き厳重な警戒が必要です。