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五輪・パラ開催で変更 7月の“祝日”は?

2021年7月6日 20:43
五輪・パラ開催で変更 7月の“祝日”は?

東京オリンピック・パラリンピックの開催で、ことしは、海の日、山の日、スポーツの日が変更になっています。祝日の移動が反映されていないカレンダーや手帳も多く、注意が必要です。

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7月の祝日について話を聞きました。

Q.7月19日は実は祝日じゃないって知っていましたか?

会社員50代
「知らなかったです。びっくりしました、まったく意識してなかったので」

知らない人がいるのも当然。実は今年の手帳やカレンダーのほとんどが、19日が祝日で、販売されてしまっていたのです。

会社員50代
「赤い日はもうてっきり祝日だと思っていて」

正しくは、毎年7月第3月曜日の海の日(今年は19日)が今年は22日に。10月のスポーツの日は7月23日に移動しました。どちらもオリンピック開催に合わせた今年限りの措置です。

6月半ばになって、祝日の移動を知ったという都内の医院。

柴田小児科 柴田雄介院長
「患者さんには申し訳ないんですけど、19日(月)は臨時休業にさせていただきました」

すでに院長やスタッフは、家族と過ごすなどの予定を入れてしまっていたため、そのまま休みにすることにしたといいます。

柴田小児科 柴田雄介院長
「ここのところ、祝日もコロナの集団接種に出てたり、平日も夜間も出てたりするものですから、リフレッシュできればと思っています」

祝日が移動する前のモノが売られていたことについて、カレンダーの販売などを行う会社は…

トライエックス 沼端宏代表取締役
「これはもう、苦渋の決断で、見切り発車ということで、印刷・製作せざるを得なかった」

祝日が移動するかもしれないことは分かっていましたが、販売時期に間に合わせるため、例年通りの祝日で製作したといいます。そして、実際に祝日が決まったのは、販売後の去年の11月下旬だったのです。

トライエックス 沼端宏代表取締役
「修正できるように祝日等修正シールというものをご用意しました」

こうした事態に、会社で用意したのが5種類の大きさの修正用シールです。

トライエックス 沼端宏代表取締役
「(販売直後は)あんまり反響はなかったのですが(6月末から)急にバタバタバタバタと売れ始めているという状況」

一方で、こんなところも…

すみだ水族館・広報担当 鷲田侑香さん
「祝日が移動しているので、そちらの祝日に合わせて(イベントを)スタートさせていただきます」

都内の水族館では、プロジェクションマッピングを使ったペンギンショーなどを計画しているといいます。

すみだ水族館・広報担当 鷲田侑香さん
「安心安全と楽しさが両立できるように頑張りたいなと思います」

また、8月の祝日は、例年11日の山の日が8日に移動しているので注意が必要です。