梅雨前線の影響で、神奈川県や静岡県では記録的な大雨となっていて、土砂崩れや川の増水など被害が相次いでいます。神奈川県平塚市の金目川では氾濫や浸水被害が発生している可能性があるとして、流域に大雨警戒レベルが最も高いレベル５「緊急安全確保」が出されています。

関東や東海地方では梅雨前線の活動が活発になっていて、箱根町では、この２日間の雨量が７００ミリ近くに達するなど平年の１か月分の雨が降りました。

この記録的な大雨の影響で、神奈川県内を流れる中小河川では３日未明から急激に水位が上昇し、平塚市を流れる金目川では、氾濫が発生ている可能性があるとして「大雨警戒レベル５」の情報を出して住民に緊急安全確保を求めました。

神奈川県内では道路の冠水も相次ぎましたが、逗子市では土砂崩れが起き、車が巻き込まれる被害がありました。

警察などによりますと、３日午前８時すぎ、横浜横須賀道路の逗子ＩＣ入り口付近で、車２台が土砂に巻き込まれたということです。このうち車１台から運転していた５０代の男性が救助され病院に搬送されました。命に別条はないということです。

土砂に巻き込まれたもう１台の車については、消防が救助活動に当たっています。

この影響で、午前１１時半現在、横浜横須賀道路の横須賀ＩＣ～馬堀海岸ＩＣの上下線で通行止めとなっています。