感染者急増 ジャワ島とバリ島で規制強化へ
新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受け、インドネシア政府は1日、人口の多いジャワ島とバリ島で規制を強化すると発表しました。
インドネシアでは今月に入り感染者が急増していて、1日は新たに2万4836人の感染と504人の死亡が確認され、いずれも過去最多を更新しました。
こうしたことからインドネシア政府は、首都ジャカルタがあるジャワ島と観光地のバリ島で、3日から今月20日まで社会活動を制限すると発表しました。
生活に欠かせない業種を除くすべての企業は在宅勤務となるほか、ショッピングモールは閉鎖され、飲食店は店内飲食が禁止されます。
また、国内を公共交通機関で長距離移動する場合は、ワクチン接種やPCR検査などが求められます。
インドネシアで感染者が急増している原因は、イスラム教の断食月、ラマダン明けの連休で多くの人が移動したことや、インドで確認された変異ウイルス「デルタ株」の拡大とみられています。