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柔道原沢 宿敵リネール「絶対に倒したい」

2021年7月1日 19:27
柔道原沢 宿敵リネール「絶対に倒したい」

7月1日、柔道男子100kg超級日本代表メンバーに選出された、リオ五輪銀メダリスト・原沢久喜選手(28)がリモートでの取材に応じました。

原沢選手はこれまで世界選手権に2017年から3年連続で出場。2018年は銅メダル、2019年は銀メダルと好成績を残し、2019年に行われた世界ランク上位者のみで行われるワールドマスターズでは金メダルを獲得しています。

リオ五輪から金メダルを取るために5年間やってきたと話した原沢選手。現在のコンディションについて問われると「けがもなく順調に練習を積めています」と話しました。

リオ五輪の決勝でフランスのテディ・リネール選手に敗れ、あと一歩のところで金メダルを逃した原沢選手。五輪連覇中のリネール選手の強さについて原沢選手は「相手にいかに柔道をさせないかというところに強みがある選手」と話します。「技で勝つというよりも組手や試合の展開をうまく作って勝っていく。数回あるチャンスをいかに自分のものにしていくかを考えながら練習していく」とリネール選手に勝利するための対策についても語りました。

五輪でのリベンジに向け、原沢選手は「(リネール選手は)自分の目標であり、ライバルでもある選手。絶対に倒したい」と強い気持ちを語りました。

東京五輪の柔道男子100kg超級は7月30日(金)に行われ、柔道男子個人戦の最後を飾ります。

東京五輪を一つの集大成として考えていると話した原沢選手。五輪では「どんな状況でも屈しない。そんな姿を見せたい」と力強く語りました。

写真:西村尚己/アフロスポーツ
※写真は2019年