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専門家「急激な感染拡大を危惧」都分析会議

2021年7月1日 15:45
専門家「急激な感染拡大を危惧」都分析会議

過度の疲労で公務を離れていた小池知事が1日、新型コロナの分析会議にリモートで参加し、公務に復帰しました。会議では専門家から、「感染が再拡大し、第3波を超える急激な感染拡大が危惧される」と強い危機感が示されました。

小池都知事「コロナ対策のまっただ中でありながら、私自身公務を離れざるを得なくなりました。多くの方々にご心配をおかけしました」

リモートで会議に参加した小池知事は、発言の途中で声がかすれる場面もありましたが、都民に改めて感染防止の徹底を呼びかけました。

一方、会議では、都内の感染状況の悪化を受け、専門家が強い危機感を示しました。

国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「新規陽性者数の増加比は3週続けて大きく上昇しており、感染が再拡大していると考えられる。第3波を超える急激な感染拡大が危惧される」

感染者の増加比は3週連続で上昇し、今の増加比、およそ120パーセントが続くと、4週間後には感染者が1日当たりおよそ1043人となり、感染爆発に至った年始と同じレベルになると指摘されました。

また、繁華街の人出の増加が続き、デルタ株の陽性率も上がっていることから、専門家は、「第4波よりも早いペースで感染状況が悪化する可能性があり、人流増加を早期に食い止める必要がある」と警鐘を鳴らしました。