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ワクチン組み合わせ接種で“高い効果”

2021年6月30日 1:19

アストラゼネカとファイザーの新型コロナウイルスワクチンを組み合わせて接種すると、アストラゼネカ製を2回接種するよりも高い効果が得られるとする研究結果が発表されました。

オックスフォード大学などの研究チームによりますと、50歳以上のボランティア830人を対象に、ファイザーとアストラゼネカのワクチンを4週間の間隔で組み合わせて投与したということです。

その結果、アストラゼネカを先に接種した場合、ファイザーを先に接種した場合より高い効果が得られ、いずれもアストラゼネカ製を2回接種するより高い免疫反応が得られました。

抗体反応だけでみるとファイザーを2回接種した場合が最も強く、ウイルスを攻撃したり免疫細胞の働きを調節するT細胞については、アストラゼネカ、ファイザーの順番で打った場合が最も強い反応が出ました。

オックスフォード大学は「世界中の人たちに対し、柔軟にワクチンを使うことが可能であるという貴重な知識が得られた」と評価しています。