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東京714人“感染爆発つながりかねない”

2021年6月30日 22:54
東京714人“感染爆発つながりかねない”

新型コロナの感染者のリバウンド傾向がみられる東京都内で、新たに714人の感染が確認されました。およそ1か月ぶりに700人を超え、増加傾向に歯止めがかかりません。

都内の新たな感染者は、10歳未満から90代までの714人で、5月26日以来、およそ1か月ぶりに700人を超えました。先週水曜(23日)と比べ95人増加していて、11日連続で、前の週の同じ曜日の人数を上回り、リバウンド傾向が強まっています。年代別では、20代以下の若い人が4割近くを占めています。

都の担当者は、「このまま増加が続くと、感染爆発につながりかねない」と危機感を示しています。また、50代の男性を含む3人の死亡も確認されました。

一方、新たに10代から80代までの55人が、インドで確認された感染力の強いデルタ株に感染していました。

デルタ株のクラスターが発生した都内の中学校では、新たに生徒5人と、生徒の親3人の感染が判明しました。この中学校の生徒と家族の感染者は18人にのぼっています。

また、女子高校生2人は、友人6人で食事をして感染しました。この食事会では6人中4人がデルタ株に感染しました。都内のデルタ株の感染者は349人となりました。