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市長室の家具購入“1000万円”理解は

2021年6月29日 18:41
市長室の家具購入“1000万円”理解は

市長室の家具“1000万円”市民の理解は

市川市議会で、およそ1000万円にのぼる市長室の家具購入費用について質問がされました。市民の理解を得られるかという質問に村越市長は…。

    ◇◇◇

28日、千葉県の市川市議会で村越市長に対して行われた質問─。

市川市議会 大久保たかし市議「約1000万円の市長室の家具金額について、市民のみなさまには理解していただけると、お考えでしょうか」

大久保市議が指摘したのは、市長室に並べられたソファや木製の机とイスについてです。去年の新庁舎完成に合わせて購入されたもので、会議用のテーブルなども含めると、市長室の家具購入費用はおよそ1000万円にのぼるといいます。

この購入費用について、市民の理解を得られるかという村越市長への質問でしたが…。

田中財政部次長「すべて国内産メーカーのものを調達しており、市民の方にもご理解いただけるものと理解しております」

市長は答弁しませんでした。

市川市の「支出」をめぐる問題はこれまでにもありました。2019年、村越市長がアメリカの電気自動車メーカー「テスラ」の車を公用車に導入しました。しかし、税金の無駄遣いなどと批判が殺到し、わずか4か月でリース契約を解約しました。

さらに、ことし3月にも、市長室におよそ360万円かけてシャワー室を設置したことがわかり、追及が続いていました。

29日の議会後、村越市長は報道陣の前に姿をみせたものの、家具の購入について語ることはありませんでした。市川市役所は議会でも承認され、正当に入札されたもので、問題があるとの認識はないとしています。