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“宇宙から来た?”米がUFO報告書を公開

2021年6月28日 21:10
“宇宙から来た?”米がUFO報告書を公開

先週末、アメリカで公開された「注目の」報告書。政府の情報機関がUFO(=未確認飛行物体)に関する分析を行いました。実は近年、アメリカの軍内部で目撃情報が相次いでいるのです。

先月、明らかになったUFOとされる映像。海の上で小刻みに動く円形の物体を、海軍の艦船が撮影しました。

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かつて「UFOの目撃が相次いだ」という町へ取材に行きました。地元のラジオ局で働いていたゴードンさんは、34年前、この場所でUFOを目撃したと言います。

34年前UFOを目撃・ダニエル・ゴードンさん
「4つの物体が編隊を組んでいました。あの方角です」

その時、ゴードンさんが撮影した写真には、4つの物体が。オレンジ色に光りながら空に浮かんでいるように見えたということです。町ではUFOの目撃情報が相次ぎ、大手メディアでも報じられ、話題になったそうです。

34年前UFOを目撃・ダニエル・ゴードンさん
「国防総省の人が、何度か私に電話をしてきました。彼らも説明できないと話していました」

あれから30年あまり。

去年、国防総省も3つのUFOを捉えたという映像を公開。政府が調査を進めるなか、今回まとめられた報告書。

その結論は――

「データが限定的で、説明は不可能である」

分析された144件のうち、1件は気球だと特定されたものの、あとは「正体不明」のまま。中国やロシアなど敵対勢力による情報収集活動の可能性にも触れ、「国の安全保障を脅かす可能性がある」と指摘しています。

アメリカ政府関係者は、UFOが「宇宙から来た可能性も排除されていない」と話していますが、この内容にゴードンさんは、「予想していた通りではありました」とコメント。報告書では、「今後も情報収集と分析が必要だ」としています。