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PCRで“感染有無と変異”判別 試薬開発

2021年6月28日 16:11
PCRで“感染有無と変異”判別 試薬開発

神奈川県などはPCR検査で、新型コロナ感染の有無と共に変異ウイルスについても判別できる新たな検査用の試薬を開発したと発表しました。

黒岩知事「感染の有無と変異株であるデルタ株(インド型)の特定を同時に行える新たな検出試薬の開発を進め、この度完成しました」

神奈川県が28日、県内のベンチャー企業「ダナフォーム」と共同で発表したのは、PCR検査によって変異ウイルスを判別可能な新しい検査試薬です。

変異ウイルスについては、これまで新型コロナウイルスが陽性と分かってから改めて別の検査をして特定していたため、判別に時間がかかっていましたが、新しい検査試薬では一度に確認することができるといいます。

インドで確認された感染力の強いデルタ株のほか、アルファ株、ベータ株などが判別でき、新たな変異株が出てきても対応できるということです。