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金候補・佐藤翔馬 五輪前最後の大会で課題

2021年6月27日 22:40
金候補・佐藤翔馬 五輪前最後の大会で課題

競泳の東京五輪代表・佐藤翔馬選手が27日、奈良県大和郡山市で行われた選手権で200m平泳ぎの決勝に出場しました。

タイムは2分11秒60で、今年4月にマークした世界歴代2位となる2分6秒40からは5秒以上遅いタイム。それでも、3週間の合宿を終えたばかりの佐藤選手は「疲労がある中でいいパフォーマンスができた。泳ぎは悪くないので練習で上がれば自信もついてくる」と前向きに話しました。

東京五輪では競泳の予選は夜に行われ、準決勝と決勝は午前中にスタート。そのため、各代表選手は朝から体が動くように朝風呂に入るなど、工夫しながら東京五輪に備えています。

佐藤選手は朝5時に起きて散歩するなど体を動かすことを始めたといいます。「きょうは予選の方が(タイムが)早かった。朝早くから体を動かせば朝の決勝でも体は動くはず」。

東京五輪まであと1か月を切り「世界の選手もレベルが上がっている。前はタイムを出せば勝てると思っていたけど、いまはそれだけじゃダメだと思っている。気持ち的にも負けないようにしないといけないですね」と意気込みました。

金メダル候補として期待される佐藤選手。本命種目200m平泳ぎは7月27日夜に予選を迎えます。