アメリカ南部フロリダ州で１２階建ての集合住宅の一部が崩れ、これまでに１人の死亡が確認されています。橋本雅之記者が現場から中継で伝えます。

　　　　　◇

崩落したのはビーチ沿いにある１２階建ての集合住宅です。崩れた建物の断面を見てみると、２段ベッドや布団などが、いまも残されたままになっています。人が生活していた、まさにその部分が崩れ落ちたということが分かります。

現場はフロリダ州マイアミ近郊のビーチ沿いで、２４日午前１時半ごろ、１２階建ての集合住宅の一部が突然崩れ落ちました。

現地当局によりますと、これまでに１人が死亡、９人が手当てを受けているということです。

この建物には１３６戸が入っていて、そのうち５５戸にあたる部分が倒壊したとみられています。

目撃者「竜巻か何かが起きたのかと思ったが、粉じんがおさまり何が起きたか分かりました。建物の半分から３分の２がなくなっていたのです」

これまでに居住者１０２人の無事が確認できたものの、依然、９９人の安否が分からないということです。ただ当時、建物にどれぐらいの人がいたかなどは分かっていません。

先ほどから警察は、周辺の規制線をさらに広げて、現場の状況を詳しく調べています。