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ワクチン48回分廃棄 原因は麦茶?町田市

2021年6月25日 19:45
ワクチン48回分廃棄 原因は麦茶?町田市

東京・町田市は24日、ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン48回分(小瓶8本)を廃棄したことを発表しました。原因は、ワクチンを保管する冷蔵庫に入れられた麦茶だったということです。

市によりますと21日、ワクチン接種を2日後に控えていた市内の高齢者施設で、ワクチンが保管されている冷蔵庫と認識しながら麦茶を冷やしていたということです。

その日の午後、高齢者施設の職員が冷蔵庫の温度計が9℃になっていることに気がつき、医療機関へ報告。

翌日、医療機関からファイザー社へ問い合わせたところ、「適正な保管温度が2~8℃のため、使用について推奨ができない」との回答を受け、市はワクチンの廃棄を決めたということです。

48回分のワクチンは23日に回収し廃棄されたということですが、予定されていた接種スケジュールに影響はなく、希望者の全員がワクチンを接種できたということです。

今回の件を受け町田市は、「ワクチンを保管する冷蔵庫については適正な温度管理を行っていき、ワクチン以外の物は入れないよう管理方法を徹底し再発防止に努めたい」としています。