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東京感染再拡大の予兆 「デルタ株」急速に

2021年6月25日 0:12
東京感染再拡大の予兆 「デルタ株」急速に

東京では、日に日に感染再拡大の懸念が高まっています。「路上飲みはやめてください」と書かれた張り紙のすぐ横で、若い人たちが集まりお酒を飲んでいるところもありました。

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24日午後8時半すぎ。下北沢駅前の階段で路上飲みをする人々。すると、この4人組のもとに1人合流。「STOP!路上飲み」の張り紙の下には、空き缶が。空き缶はフェンスの隙間にも挟まっていました。

午後9時半をすぎても、「路上飲みはやめてください」と書かれた張り紙のすぐ横で若い人たちが集まりお酒を飲んでいます。

路上飲みは、渋谷でも。なぜ、外で飲むのか。友人と2人で路上飲みをしていた20代の会社員は次のように話しました。

会社員(20代)「路上で飲んだ方が密集していないんで。8時以降やってる居酒屋で飲んでしまうと、さらに人が集まってると思うんで、もちろん路上飲酒も良くないと思うんですけど、しっぽりすっぽり飲んだ方がいいんじゃないかと」

――だいたい何時間?

会社員(20代)「だいたい1時間ぐらい」

――1時間2人で、外で?

会社員(20代)「そうですね、はい。しっぽり」

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一方、かつては路上飲みが多く見られた高田馬場駅前にはフェンスが設置され、今は、たくさんの南京錠がぶら下がっています。文字が書かれた南京錠。その数、およそ30個。中には、写真を撮る人も。

大学生(20代)「コロナで制限かかってるから、みんなストレス抱えてるのかなって」

新宿区の担当者は、「フェンスが南京錠の重みで倒れて通行人に危険が及ぶこともあるので、南京錠をつけるのはやめてほしい」としています。

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東京の新たな感染者は570人。17日より118人増え、5日連続で前の週の同じ曜日の人数を上回りました。20代の男性は4人で飲み会をし、その後、マスクなしでカラオケをした結果、全員が感染。

都内の中学校ではクラスターが。新たに生徒ら14人が感染し、これでこの中学校での感染者は合わせて19人となりました。

そして、新たに10代の高校生から70代までの21人がインドで確認された感染力の強い「デルタ株」に感染。1日で確認された人数としては過去2番目の多さです。

唯一、まだ緊急事態宣言が出されている沖縄でも、初めて2人のデルタ株の感染が確認されました。

過労で入院した小池知事不在で行われた東京都のモニタリング会議。専門家からは相次いで強い危機感が。

国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「新規陽性者数の増加比ですが、2週続けて大きく上昇しています。感染の再拡大の予兆が見られます」

東京都医学総合研究所・西田淳志センター長「特に(宣言)解除後の夜間滞留人口の増加が目立って。人流も第4波の入り口付近の水準にまで上昇してきています。数週後には感染者数が急増するリスクがあり強い警戒が必要です」

繁華街の人出が増えることで感染者も増える。日に日に高まる感染再拡大の懸念。デルタ株の割合についても、都の推計で今月7日の週は「3.2パーセント」でしたが、14日の週は「8.2パーセント」に上昇。「急速な置き換わり」に警鐘を鳴らしています。さらに。

東京都医師会・猪口正孝副会長「通常医療ですけど、大変なところで今一生懸命ワクチンを打っているので、医療提供体制は全く余力がありません。また(感染者が)増えてくることを考えると非常に心配しています」

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そんな中、都内の旅行代理店では…。「問題なければこのままでご搭乗いただいて」と、電話の相手は石垣島への旅行を予定している客。ここ数日、沖縄を中心に夏の旅行の予約が増えていて、7月の申し込みだけで去年の倍近い1800件以上にのぼるといいます。

旅行代理店・担当者「ある程度ワクチン接種のめどがたってきて、近いうちに受けられるので、この先の旅行であればいけるんじゃないかと考えるお客様が増えたのでは」

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一方、大阪では、ある問題が。

大阪府・吉村知事「ルールを破って外出されるということは非常に残念に思いますし、やめていただきたい」

大阪府によりますと、宿泊療養施設のホテルに入所していた20代の男性が22日から行方不明に。窓のストッパーが壊されていて、ホテル内の防犯カメラに男性の姿が映っていないことから、部屋の窓をこじ開けて外に出たとみられます。

男性は、覚醒剤事件に関係し逮捕された後、感染が判明したため釈放され、ホテルで療養していました。

吉村知事「警察に行方不明者届を出すべきという判断を先ほどいたしました。指定感染症になっているわけでもありますから、ぜひ出てきていただきたい」